中村鴈治郎 (2代目)

日本の歌舞伎俳優。1906年に4歳にして南座で初舞台、15年に少年歌舞伎「中村扇雀一座」を組み座長を務める。41年に四代目中村翫雀を、47年には父の名跡を継ぎ二代目中村鴈治郎を襲名。52年に復活上演した演目『曾根崎心中』が当たり役となる。以降、活躍の場を映画に移し、小津安二郎監督作『浮草』(59年)や『小早川家の秋』(61年）などに出演。67年に人間国宝に認定、70年には日本芸術院賞受賞、80年に文化功労者となった。